一致しないほうがほとんどです。
例えば、4/4拍子でカウントに一致する四分音符に値する八分音符二つのリズムは、拍に一致する方と一致しない方の二つになるわけです。つまり片方は端数音符ですね。この音符は、次の拍までの時間に歌われます。
「次の拍までの時間」これが重要なのです。もし前の拍の流れで歌ってしまっていたら、もし次の拍がゆっくりやって来る(rit.のときなど)と、不自然な間が空いてしまいます。つまり「時間」が余ってしまいます。もしその逆(accel.のときなど)ならば、「時間」が足りなくなって、目的のタイミングで次の拍が歌えません。次の拍がやって来るまでの時間にちょうどよく端数音符を歌う練習をしましょう。
前の拍のカウントをしたら、端数音符に続いて必ず次のカウントの音符まで歌うのです。つまり端数音符と次の拍の音符をセットにして歌うのです。次の拍が休止符ならば休止符(「ウン」)までセットで歌いましょう。次の拍へタイが施されていたら、タイを付けないリズムで歌ってみましょう。4分音符に相当する三連符、16分音符4つ、5連符、7連符・・・先頭の音符以外は端数音符なのです。この方法で歌ってみましょう。この考え方は同様の休止符にも当てはまります。