2010年06月11日

アンサンブル・レッスンの効果

アンサンブル・レッスンの効果には、いろいろなものがあります。

・自分では正しいと思ってやっていた音がみんなで弾いたら違っていたことに気づく。
・自分では正しいと思って弾いていたリズムがみんなで弾いたら違っていたことに気づく。
・自分では弾けていたことが他のパートを相手には弾けないことに気づく。
・自分では正しくテンポがとれると思っていたが、みんなで弾いたらいかに自分がいい加減かがわかる。
・個人の扱う音としてはソロより少ないにもかかわらず、みんなと思いどおり演奏できないことに気づく。

まだまだ沢山の事において、誤りや弱点を知り、修正や強化ができるのです。しかし、本人が気づかなかったり、気づいてもその修正や強化方法を学ばず実行しなければ、せっかくのレッスン効果が無くなります。メンバーみんなで実行すれば、その危うさは解消し、合奏団自体の強化につながります。

posted by ひかちゃん at 22:13| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月10日

気持ちが通じ合うトレーニングを

アマチュア演奏団体では、人数が欲しくて「誰でもいらっしゃい」というところが多いのですが。それならば新メンバーを育てられるシステムや雰囲気が備わっている必要があります。黙っていても理想的な練習をしてきてくれて、即戦力になる人を得るには、オーディションをする等しないと無理でしょう。たとえそうはしてみても、練習の内容や考えをその個人に任せていては、合奏練習のときにまったく食い違う結果さえあります。だから楽曲に取り組む前に合奏体としてのトレーニングが必要なのです。
現在は先輩や中心リーダー的な立場の人でも、参加当初は「目からウロコ、耳からウロコ・・・」「自分達にもこれだけのことができるのだ!」と驚きと喜びを感じたものでしたね。私から受け継いだ沢山のことを、他の団体から移籍、あるいは自己流のベテランさんの新参加メンバーが、すぐできるだろう、と思いこんではいけません。本人たちは「まったくできない」と落ち込むほど未知の世界なのです。(私からすれば奇妙なことだと思いながら、周りを見るにつけ、大いに納得するところですが。)
アマチュア団体においてはメンバー個人個人に責任を持たせることには無理があります。新メンバーを含めた現在の力がその団体の実力となるのです。よく「上手いメンバー(個人)が揃っても、良い演奏(合奏)ができるとは限らない。」と言われますが、逆に、個人的技能が未熟な若者達が、合奏体として、ある種感動的な素晴らしい演奏を披露することは珍しくありません。例えばアンサンブルが合うという点でみても、表面的に「合わせている」のではなく、気持ちから「合っている」のです。気がつくことは、そこには決して、いわゆる「お客さん」が居ないということです。全員が自信を得るまでみんなでレッスンした様子が演奏の向こうに見えてきます。指導する私はそれが愛おしくて感動します。
今「レッスン」と言いましたが、私自身の演奏活動では「練習」は敢えて「レッスン」と言っています。仲間同士お互いに学び合うからです。
posted by ひかちゃん at 18:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月09日

練習は自分で・・・は通用しないことも、

ある演奏団体での演奏結果。
とにかく合奏が合わない。
パート内でも合わない。
するとアマチュア団体の希望は、とにかく「曲を早く渡して早く合奏練習をする」という結論を安易に導き出す。

そもそも、長期間演奏希望の楽曲だけを練習すれば良い結果が出るかは疑問です。アマチュアは慣れ合いが解決方法と考え、体内的な音楽運動との違いを考えない。
簡単な例をあげると、慣れ合いはもし指揮者が注文をつけると、とたんにバラバラになる。他の解釈やとっさの対応ができない。たとえ練習では注文をある程度はこなし、「音楽運動(演奏)」していたのに、本番で自己流の「音並べ」をするといった最悪の「慣れ合い」が発生する。

解決方法は自己流をなくすことなのに、その自己流の慣れ合いで解決を導こうとしてしまうのです。とにかく厳しく「合わせさせる!」こんなことは私は誤りだと思います。身体の内部から湧き上がる正しい音楽運動をすれば、アゴーギク、ディナーミク、アーティキュレーション・・どこに注文をつけても「面白いほど合う」のです。

基礎から自己流をなくすことです。そうでないと全てが自己流になるのです。ところが「基礎練習は自分でやって来てもらう」というのは何か勘違いしています。基礎練習は音楽演奏全てにつながるもの、単なるウォーミングアップではないのです(ウォーミングアップでも自己流は危ない)。
正しく教わり正しいトレーニングをある期間行うことで音楽的運動(つまり音楽演奏)は身に着くものなのです。優秀なベテランが、いつでも音楽的な運動をできるのはその過程を経ているからです。その過程を経た人に「個人的に練習してきてもらい、合奏練習で検討する。」のであるならわかります。メンバー全員がそうなれば理想的ですが・・・。

前述の「とにかくバラバラ」な結果は、その段階とは言えないのです。そのメンバーに「絶対に合わせて!」と厳しく言ったところで、どうしていいかわからないから無理。いずれ本人があきらめるか、時間切れで全員があきらめるかがせきのやま。そんな状態で本番を迎えることになります。結果は聴くまでもなく明らかですよね。

合奏には合奏のためのトレーニングがあります(ソロにも役立ちます)。信頼できる指導者からトレーニングの方法を伝授してもらえば良いのです。そして団体全体の自信と楽しさを得るため、ボトムアップのために、全員でのトレーニング期間を設け、団体全体が(個人ではなく)身につけるべきです。そうすれば指揮者としても、メンバーにしても安心して選曲できるし、練習が楽しくなることでしょう。今まで感じなかったことかもしれませんが、お互いに話が通じるようになったと実感することでしょう。一緒に演奏する仲間同士、話が通じないのを放っておいてはならないと思いませんか。解決しましょう!
posted by ひかちゃん at 17:43| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする