2007年10月07日

音符や休符の長さを発生させる・・・

音符の長さはそれぞれ、全音符(1)、2分音符(全音符の1/2)、4分音符(全音符の1/4)、8分音符(全音符の1/8)、16分音符(全音符の1/16)、・・・の様に相対的に表現されます。つまり、ある一つの音符の長さがどの位かの表現は単独ではできません。

 たとえば、拍子が決まり、テンポが決まれば、ある音符の長さが数値上は決まることになります。しかし、我々は、デジタル・メトロノームのように、1拍が1分間に何拍だから1拍は何分の何秒にあたり、その半分は幾分の幾秒で、・・・と音符の長さをいちいち計算しながら歌ったり演奏したりできるでしょうか。

 一つの音符の長さを鳴らし、その音符が済んだら次の音符の長さを「このぐらい」と鳴らし、そして次の音符の長さは・・・というように、一つ一つの音符や休符の長さを順次継ぎ足しながら瞬時に計算しながら演奏するのは不可能です。機械(MIDI)ですら前もって一音符一音符数値入力したデータを保存しておき再生するわけで、そのような膨大なデータを記憶することは我々には過酷なこと、いや不可能です。しかもそれを呼び起こして演奏するなどこれまた不可能です。

 それでは、拍子記号で指定された基準音符で拍子カウントという「目盛り」を設けたベルトコンベアを想定してください。実は、ある決定したテンポで目の前を流れるそのベルト上の目盛りに従ってタイミングよく発音(音符)したり、音を止め(休符)たりして、そこにそれぞれの音符や休符の長さを発生させているのが我々の演奏なのです。

posted by ひかちゃん at 00:58| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする